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2015年6月19日金曜日

衣類のデザインから製造出荷までを数日数週間から2時間弱に短縮するKnyttanがシードで£2Mを調達

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顧客からのオンデマンドでファッションを提供するKnyttanは、Techstars Londonの出身で、このほど200万ポンドのシード資金を獲得し、衣類の‘製造’の部分をディスラプトすべく頑張っている。

人気の乗り換え案内アプリCitymapperにも投資しているロンドンのConnect Venturesがこのラウンドをリードし、Frederic Courtの新ファンドFelix CapitalとPlayfair Capital、そしてBallpark Venturesが参加した。

2013年の4月に創業されたKnyttanは、協同ファウンダBen Alun-Jones、Kirsty Emery、Hal Wattsの三名がロンドンのRoyal College of Artの同窓生で、彼らがやろうとしているのは、業務用ニッティングマシン(編み機)を3Dプリンタのような簡易なものに変えて、ニット衣類のオンデマンド化を実現することだ。

“衣類の中で製造がいちばん難しいのがニットだ”、とWattsは言う。だから今の業務用のニッティングマシンは“プログラミングが気が狂いそうなほど難しくて、専門的なプログラミングスキルを要する”。ニットは、ファッション産業のボトルネックになっている。

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“うちは専門プログラマが要らないようにし、3Dプリンタのように簡単にニットを作れるようにした。いわば、衣類用3Dプリンタだ”、と彼は言う。

デザイナーがこのプラットホームにアクセスすると、そのデザインに応じてKnyttanのマシンが動き出し、製造から販売までの流れが自動化される。これまでは作れなかったような、ニットのデザインでも製品化できる。

また、デザイナーと顧客との‘共同創作’ができるのも、この3Dプリンタ的ニッティングマシンの特長だ。つまり顧客が、デザインに関して、細部の変更などを指定できる。今現在はスカーフとジャンパーでそれができる。もうひとつの利点は、在庫は単なるデジタルデータだから、物理的な在庫が発生しないことだ。

“在庫ゼロで完全オンデマンドの製造と流通の仕組みを作れた。顧客がお金を払ってから品物を作っても、遅いと不平を言われることはない”、とWattsは語る。

今でかい面(つら)をしている古い流儀では、ニットどころか、単なるボタン付けや裾上げでも一週間近く平気で待たされるが、Knyttanのシステムでは、顧客が注文して出来上がるまでが数時間だ。オーダー服の数時間は、超革命的だ。既製服とみなした場合も、デザイン決定から店頭に並ぶまでが数時間というのは、すごいディスラプトだ。

Techstars LondonのJon Bradfordはこう言う: “過去20年間のファッション業界の唯一の革命は、ZARA〔“ヨーロッパのユニクロ”、すでに日本にも50店〕が工場から店頭までのサイクルタイムを6週間に短縮したことだ。Knyttanでは、6週間でも6日でも6時間でもない。これまでどこにもなかった、好みのデザインの服が出来上がるまで、待つ時間は2時間弱だ。衣料品市場の従来型垂直型のサプライチェーンを、完全に破壊するだろう”。

Knyttanのシードラウンドにも、ファッションリテイル畑の人たちが何人も参加している。それらは、José Neves(FarFetch, CEO)、Pascal Cagni(Apple, Net-a-porter担当)、Edoardo Zegna(元Everlane CPO; 現Ermenegildo Zegnaデジタル担当)、Mark Evans(Balderton Capital, VC)、Jon Kamaluddin(Asos, 元国際担当ディレクター)など。

KnyttanがTechstarsのデモデーで行ったピッチ(売り込みトーク)はこれだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa



from TechCrunch Japan

2015年06月18日のつぶやきまとめを更新しました!

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2015年6月18日木曜日

TechCrunch Chinaで見た中国スタートアップが晒されている異常な競争環境

編集部注この記事の筆者である宇佐美峻氏はmikan共同創業者で、英学習アプリの「mikan」を提供している。6月8日、9日に中国・上海で開催された「TechCrunch China: Shanghai」に参加して感じたことを、日本の若き学生起業家の視点からレポートしてもらった。

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すべての基本はWeChat

すでに多くの人が知っているとおり、中国といえばメッセージングアプリのWeChatの勢いがすごい。MAUが5億人を超えているという規模がすごいだけでなく、機能や利用シーンの多様さという意味でも、LINEの数年先を行っているという声があるほど、いまや中国ではWeChatが生活や仕事のインフラとなっています。タクシーの支払いもWeChat、弁当の支払いもWeChat、Facebookの代わりに友達とWeChat、そして名刺交換の代わりにWeChat、企業アカウントにいいねしてもらう代わりに、やっぱりWeChat。完全にWeChatがインフラ化しているのだと感じました。TechCrunch China: Shanghaiの会場で出会った人とも、話をしていて最後の方になると、必ず「WeChatやってる?Addして!」というコミュニケーションが発生します。

中国人は英語がペラペラ?

上海は国際的な都市で、日本人が起業するなら北京よりも上海のほうがやりやすいと聞いています。ただ、TechCrunch China: Shanghaiの会場には思ったよりも人が少なく、地元上海の人は少ない印象でした。逆に北京や香港、台湾、韓国から出てきているスタートアップが多くて、全体の5割くらいいたと思います。ちなみに、日本企業としての参加は、中国展開もしているKii Cloudの1社のみ。

各社ブースでは、ほとんど英語が通じませんでした。英語で話しかけると、声をかけられた人はコソコソと後ろの方に下がってしまって、違う人が出てきます。でも、出てきた人もちょっとしか喋れないといういう感じでした。

その一方、驚くの若い人たちの英語力。ボランティアスタッフは高校生ばかりでしたが、話を聞いてみると、9月からはカーネギーメロン大学を始めアメリカの有名大学に通うことになっている、というようなエリートたちでした。中国のスタートアップイベントでは、参加者たちよりも、その予備軍ともいえる、ボランティアの彼らの方がよっぽど英語ができた感じです。

中国のスタートアップは日本の100倍デカイ

中国のテック企業の規模はデカいです。例えば、BAT(Baidu、Alibaba、Tencent)と言われる中国テック企業の御三家の時価総額は、それぞれ9兆円、26兆円、23兆円です。日本のテック系企業であるDeNA、GREE、mixiなどの50〜100倍以上。さすがにソフトバンクや楽天、Yahooは2.5兆円〜8兆円程度ありますが、それでも時価総額では負けています。

まだ駆け出しのスタートアップでも差がありまます。日本だとdely(調達額は推定5000万円)に相当するデリバリーサービスの饿了么(ウーラマ)が、すでに4.6億ドル(500億円以上)調達したりしています。こちらに至っては、その差は1000倍以上です。

中国のスタートアップが晒されている異常な競争環境

セッションを聞いていて感じたことは、こんなに国内市場が大きいのに、それでも中国の人たちは常にものすごい危機感を持っているということです。危機感の原因は3つあるかと思います。

1つ目はBATの存在。ソフトバンクの2倍以上ある超巨大テック企業が虎視眈々と狙いをつけてM&Aを繰り返している環境なので、普通に戦っているとミスした途端に即座に喰われます。

2つ目はバブル。今がバブルで、近いうちに弾けるだろうということは冷静に認識していて、それでもどうやって生き残るのか、その上でどうやってBATに勝つのか、とみんな必死に考えています。

最後はグローバルでの苦戦。いかに国内市場が大きいといっても、まだまだ中国のプロダクトやサービスが海外で勝てているとは言えない状態です。そのことに彼らは大きな不満や悔しさを感じています。こんなに熾烈な中国国内の環境で戦っているのに、国内で勝てて海外で勝てないわけがないという思いがあるようです。

国内スタートアップのヒーロー、ドローン世界一のDJI

その中にあって、最近話題のドローンで世界ナンバーワン企業となっているDJIテクノロジー社は中国スタートアップ界でのヒーローとなっています。初めて海外でも成功した中国スタートアップとしてみんなが注目していて、セッションでは成功の秘密を聞いていました。DJIのスピーカーは、こんな風に答えていました。

「中国企業が海外に進出するのは本当に難しい。安さ以外の面で、品質、ブランドなどを確立するのは難しい。DJIがそれに成功したのはリーダーの強いこだわりによるところが大きい。彼はギークで、プロダクトのクオリティへのこだわりがとても強い。技術や産業界全体への投資や貢献も惜しまない」

それでも日本が勝つ方法とは?

中国のスタートアップ環境は急激に変わってきているようです。市場規模や資本力の点では、日本は大きく水をあけられています。こんな状況にあって、日本のスタートアップはアジアや世界でどう戦っていけばいいのでしょうか。

まずは世界を体感することが大事だと思います。今週末の21日には全編英語で世界中のスタートアップが集まる無料のイベントが開催されます。そういうところに足を運んでみてはいかがでしょうか。僕もそこで中国の著名なVCの方と英語でセッションをさせていただきます。

でも、それだけではないんですよね。ここまで見てきたように中国のスタートアップの競争環境は非常に熾烈で、飛び抜けているスタートアップのレベルは非常に高いです。正直、小さいマーケットで、ゆるい競争環境で、小さい勝負しかできていない自分たちが情けなくなりました。

まだ自分でも答えは分かりませんが、皆さんはどう思われますか? この答えを見つけるために、僕たちは最初から世界を狙ってチャレンジしていこうと思います。

おまけ:展示でみかけた「おもしろ」プロダクトたち

展示はIoTぽいものが多かったのですが、中でも一番人気だったのは「KAT」。いつも人だかりができていました。何かというと、上から人をヒモで吊るして、Oculusつけて、その場で縦横無尽に走り回ったりできるプロダクトです。直径1メートルのお盆のような上を走ると、その場で足が空回りするように仮想的に走れます。KATは今後、Kickstarterキャンペーンをやるようです。

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展示ではほかにも、AR的なカーナビディスプレイや、指紋認証のスマートロック、電動バイク、電動スクーター、iPod一体型のヘッドホン、3Dプリンタなどが目につきました。個人的にはプログラミング学習の「计蒜客」が面白かったです。日本だとプログラミング学習のスタートとアップとして「Progate」がありますが、计蒜客では実行する前にセミコロンを忘れているなどの文法ミスは指摘してくれるし、当然ブラウザ上で実行できるし、初心者が学習するのにとてもいいなと思いました。

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from TechCrunch Japan

2015年06月17日のつぶやきまとめを更新しました!

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2015年6月12日金曜日

バイオテク専門のアクセラレータIndieBioが初のデモデー、11社の力作が集まる

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【抄訳】
SOS VentureのバイオテクアクセラレータIndiBioが今日(米国時間6/11)、初めてのデモデーを行った。サンフランシスコのダウンタウンの会場には、3Dプリントで作る動物の器官、人工皮膚、これまでよりも美味なビールを作るバイオリアクターなどなど、あっと驚くような科学のプロジェクトが集まった。それでは以下に、出場した11のスタートアップを超簡単にご紹介しよう:

Clara Foods – DNAを操作したイースト菌により、本物の卵白よりも泡立て性の良い卵白を作る。本物の卵白の生産よりも、環境と動物にやさしい。食品大手Barilla社などと協働中。

The team from Arcturus BioCloud

Arcturus BioCloudのチーム

Arcturus BioCloud – 遺伝子の接合〜再接合による新種のバクテリアの育成をWebアプリケーション上で仮想的に行う。企業ユーザのほかに、ホビイストたちも利用している。ユーザが作ったDNA切片のライブラリも提供。

Pembient – DNA操作により3Dプリンタで犀角を作る。動物虐待防止、希少種(絶滅危惧種)の保存のため、他の“動物部品”にも手を広げる予定。本誌記事あり。

3D printed, genetically identical rhino horn grown in Pembient's lab space at IndieBio.

3Dプリントで作った遺伝子的に同一の犀角

Ranomics – 人間の疾病遺伝子の完全な解読を目指す。現状はまだ、未知の領域がきわめて大きい。23andMeなどとも協働。

Zymochem – 遺伝子工学により、化学工業の主流を石油系から、再生可能リソースを用いるバイオテク系に変える。たとえばナイロンを石油ではなく砂糖から作ることにより、Dow Chemicalに勝つ。

Sensa.io founders.

Sensa.ioのファウンダ

Sensa.io – バイオリアクターの単純化と価格破壊により、誰もがイースト菌にビールだけでなくさまざまなもの(昆布茶、チーズ、などなど)を作らせるようにする。

Bioloom – 微生物(遺伝子工学バクテリア)が作るセルローズから人工皮膚を作り、ドラッグデリバリ(薬物送達)を改善して傷や疾病の早期治癒を導く。

abiobot – バイオテクの工程をロボット化することにより、製品の量産と低価格化を目指す。すでに、バイオの研究室/実験室の助手となる知的ロボットの開発には成功している。

Blue Turtle Bio – 人工腸内細菌(錠剤化して人間が服用)が必要な酵素を分泌することにより、疾病を治療する。酵素補充療法の大幅な低費用化を実現する。

extem

extem – 少数のドナーから大量の準人工幹細胞を作り、今後の研究開発をより盛んにし、よりスピードアップする。世界最大のドナーバンクを目指す。

Orphidia – 血液や尿などの体液の組成情報をデジタルデータとして取り出し〜送信できる家庭用の機器・システムにより、現在の高価で時間のかかる検査技術のディスラプトを目指す。

IndieBio logo

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa



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